8-16 起業家向け:『丸投げ』と『信じて任せる』は違うと思いませんか?
仕事が伸びてきた。
いつまでも自分だけでやってられない。任せられるところは、誰かに任せていきたい。
そう思われている方は多いと思います。そうですね。人に任せて、余裕を作りましょう。
さて、人に任せるのはいいとして、
『信じて任せる』と、『丸投げする』とは違いますよね。この二つが大事です。
①信頼関係を維持する
②報告を受ける仕組みを作る
①信頼関係を維持する
仕事を任せるのだから、能力的に足りていることは確認しますよね。
また、始めのころは信頼関係に気を配りますよね。でも、長い間立つとゆるんできます。
世の社長さんは、この信頼関係の維持にすごく力をいれられていますよ。
例えば、頻繁に声をかけに行く。徹底的に飲み会をやる、社員旅行や運動会、誕生日にはカードを送り、子供の名前も覚えている。事あるごとに叱るし、ほめるし。定期的に個別面談、集団面談を実施する。とにかく現場を見て回る。
②報告を受ける仕組みを作る
例外的なことが起こったときだけ報告をうけるのではなく、いつも通り順調に言っている状態についても報告を受けれる仕組みにしておくことが大事です。
定期的に報告をうけて、フィードバックを返すようにする。できていることについてもコメントをする。
時期と内容が決まった定期報告が無いと、重要な事項が、都合よくどこかに埋もれてしまいます(半ば意図的に)
中小企業から大企業まで多くの組織を見てきました。
中小企業になると
「①信頼関係の構築維持 だけで、やっているな」という会社があります。
それでもいいと思います。
信頼関係の構築維持がすべての土台だと思います。
でも、社員に負担させている責任が過大になっていないか?
たまには考えてあげてください。
日常的に顔を見合わせていて、顔色の違い、歩き方の違いで、その担当が何か心配事を抱えているかわかるようであればいいんです。
そうでなければ、その担当をフォローするための仕組みがあったほうがいいです
組織が大きくなっていく過程で、どうしても顔を合わせる機会が少なくなってきます。
仕組によるフォローをどう導入できるかはとても大事。
外部に目を向けることは当然大事ですが、内部環境の変化に目を向けて変化に対応することも大事です。どちらか一方では足りません。
①信頼関係維持に配慮することと ②報告の仕組みを作ることで、
丸投げではなく、人に仕事を任せることができるようになります。
どちらかができてなければ『丸投げ』です。
優秀な社員が理由をつげることなく辞めたりしてませんか?