5‐09 ファシリテーション:『書いて、見せる』の効果と実践

話している内容をお互いに見えるように書くことは、

話を進めるうえで効果的であるということは、以前ブログに記載しました。

その時は、

・あなたの話をちゃんと聞いていますということを、相手に見せることができる

・話をちゃんと聞いているということが伝われば、相手と信頼関係を構築することができる

ということをお伝えしました。

この相手の目の前で『書いて、見せる』ということについては、

他にも多くの効果がありまので、紹介します。

例えば

・話をあちらこちらに散らさずに、話の焦点を絞ることができる

・逆にメモした事を端緒に話の発想を広げることができる

・考えているプロセスを見せることができる

・紙にかいていあるので覚えることを省力化でき、考えることに注力できる

・書きながら確実に、ゆっくり考える時間をとることができます。

・皆の考えるスピードを合わせることができます。

・もし、誤解があればその誤解見えるので、お互い正すことができます。

私は、記憶力がずば抜けてよかったり、思考のスピードが極端に早かったりしません。

ですので、人と対話するときに、話の内容を、確実に把握するためにはある程度の時間が必要になります。

『書く』という行為は、口頭で話したり、頭の中で考えるよりも、時間がかかるので、話の内容を把握するための時間かせぎにもなりますので、とても便利です。

メモをするときに、相手に見せるようにするだけでもできますので、気軽に試せます。

頭の中身を見せる化するとともに、思考のプロセスの要点を紙に記載して、

暗算ではなく、筆算をしている感じです。

その筆算も一人ではなく、相手と一緒にやることができるので、

思わぬ気づきや発想が生まれることもありますし、逆に、意見や考えが納得しながら集約されていくこともあります。

『書いて、見せる』

自分用のメモをちょっと相手にも見てもらってもいいと考えるところから私は始めました。

少し大きな話になると、A4のコピー用紙3~4枚が、割と早く記載でいっぱいになります。