月次決算の導入と決算早期化

◇月次決算を実践できることが必須

IPO企業は、経営管理のレベルが高いことが必要であり、その一環として月次決算が実践できていることがIPO時には求められています。

今まで、年に1回だけ税務申告用にしか決算書を作ってこなかったのに、毎月、月次決算を月初に締めて、予算との比較をしなければならなくなります。

上場審査では、毎月の取締役会において月次業績報告実施できている求められますので、逆算すると、月初営業日8日ぐらいまでには月次決算が完了していることが必須になります


◇月次決算実現のためのポイント


◇決算の早期化の方法

取締役会への資料提出や、四半期報告書・有価証券報告書の公表が必要になるため、月次決算や年度決算の完了締め切り日は早くなります。

◇決算早期化のポイント


決算早期化は、経理部内だけでは実現できません。決算処理の川上工程にあたる現業部門の協力が必要になります。

また、決算処理については川上工程から情報が自動的に流れていくるよなプッシュ型の仕組みを期待せずに、いちいち川下工程の経理部から毎回のように川上部門に情報提供のリクエストをだすようなプル型の仕組みが向いています。