6-01 疲れに気づけるうちに休む
D・カーネギーの『道は開ける』の中に「疲労と不安を予防する方法」が書いてあります。
その方法の一つとして、「疲れる前に休む」ということが書いてあります。
「ん、それが可能なら、疲れがたまることもないだろうけど、忙しかったらそうはいかないでしょう。」と最初は思いました。
が、そういうことでは無くて、「こまめに休憩をとったり、仕事の段取り工夫したりして、効率良くやりなさい」ってことですかと理解が変わっています。
それなら「疲れる前に休む」を実践できるように、少なくとも心がけるようにしました。
でも、そんなことをいってられない忙しい職場では?
実体験としては、まず、単純に仕事の割当量が多ければ、そんなこと言ってられない。
そこに、次の仕事や、追加の検討事項、仕事の前倒し要請が重なれば、本当に寝てる場合では無くなります。それでも、納期遅れ以外のクレームが来なければ何とかなるのですが、そこに、理不尽ともいえる批判や文句といったクレームを乗っけられるとダウンです(あくまで主観で)。
ではどうするか?
仕事も深夜2時まで毎日やって、「2時間寝れれば何とかなるし、4時間寝れれば調子いい」などとよくわからんことを言い出す前に、言いかえると、疲れの自覚症状を失う前に、休むことは絶対であると自覚しておく。
疲れに気づけなくなったら、楽になったのではなく、ダウン寸前です。そこに理不尽な心理的ストレスが加わると、本当に持ちこたえられません。
自分流で言うと「疲れに気づけているうちに休む」です。それはもう、倒れたつもりで、休んでしまいます。
その方が、周りに迷惑も少なく、リカバリーも早くできます。
無責任ではなく、これも責任ある誠実な対応です。
仕事をお願いしている側も、仕事を上げてほしいだけで、倒れるまでやって欲しいとは思ってません。
そりゃ、倒れてしまえば、仕方ないかなと許す理由にはなりますが、
それよりも、無理なら無理と早めに言ってもらって調整する余地をもらった方が助かるものです。
自己犠牲ではなく、貢献。相手の仕事の完了に気を配る方がいいと今では思っています。
<視点>
疲れに気づけるうちに休む。←ここまでくると手遅れになる寸前ですよ。