5-08 『勇気くじき』『勇気づけ』という考え方を知って
「嫌われる勇気」という本で有名なアドラー心理学ですが、
私がアドラー心理学を知ったのは、「マンガでやさしくわかるアドラー心理学」という本からでした。
表紙に書いてあった「勇気づけの心理学」という言葉にひかれて買った本です。
(「嫌われる勇気」も読んでいます)
この本の中で、『勇気づけ』と『勇気くじき』という考え方が対比で説明されています。
この考え方を知ったことで、私は嫌な思い出を前向きな行動に活かせる気づきに変えることができたと思っています。
この本の中で、
『勇気づけ』とは、困難を克服する活力を与えること。
目標を見つめ建設的行動は何かを考えること。と説明しています。
それと対比した考え方で
『勇気くじき』とは、困難を克服する活力を奪うこと。
『勇気くじき』が繰り返されると、
「何を言っても無駄」「何をやっても認められない」とあきらめられ、信頼関係が無くなる
と説明されています。
また、『勇気くじき』には以下の代表的な3つのパターンがあるとも説明されています。
1)高すぎるハードルの設定
2)達成できない部分の指摘
3)人格否定
この考え方を知ったとき
「ああ、この『勇気くじき』、思い当たるところがあるな」という強く感じました。
「代表パターン3つ、連続で食らったな-」とも。
あなたはどうですか?
私は、「人にもやっているし、人にやられているし、自分が自分自信にもしているな」と気づきました。
思い当たる出来事や人が思い浮かびます。
その時のなんだか漠然とした嫌も思いも思い出されます。
不思議なもので、その漠然とした嫌な思い達に『勇気くじき』という名前を与えると、落ち着きどころができるというか、なんとなく理解できるというか、とにかく何か納得しました。
納得できると、把握でき、前向きに考えることができるようになります。
ここで、初めて『勇気づけ』が登場。
『勇気くじき』にせっかく気づいたのだから、今度は自分に『勇気づけ』をしてみようとと思えるようになりました。
まずは、高すぎるハードルの設定 を改めるように心がけて、
ゴールを考えるとき、余裕を持たせるように気持ち甘めに見るようにしています。
楽に動き出せるようになったと思います。
上手くいかないなと感じられているのは、そもそも、目標や期待が高すぎるせいかも。
自分にもちょっとだけ『勇気づけ』し始めてみるというのも大事だなと思います。