4-02 資金:銀行印とインターネットバンキングのパスワードは同じだけ大事

インターネットバンキングのパスワードは、銀行印と同じだけ大事


銀行印が大事なのは知っている。

監査で従業員数の少ない会社にお邪魔することがあります。

資金管理の状態も確認するのですが、従業員数が少ないと、人手を分けてのダブルチェック体制をとりにくくなります。

そのため、社長から、「銀行印だけは自分がもっており、自分しか押せないようにしている。」と聞いたときは、資金管理のキーポイントをこの社長はちゃんと押さえているなと安心したものです。

でも、それも今は昔。

今は、銀行印が無ければ、振り込みや手形発行、手形の譲渡が行えないという状況ではありません。


パスワードも銀行印と同じ管理レベルが必要

インターネットバンキングや、ファクタリング、電子債権取引の登場により、日常の支払いや預金取引に銀行印が必要ないことの方が多くなっているのではないでしょうか。

その結果、経営者本人が銀行印を押さえているだけでは、最低限の資金管理もできていないことになります。


経営者、財務担当幹部にお聞きします(振込み担当者にも)。

インターネットバンキングでの支払いの仕組みは知っていますか?

少なくともパスワードがどのように管理されているか知っていますか?



昔、銀行印だけでもよかったかもしれませんが、

今は銀行印同様に、パスワードも資金管理の要として押さえておくべきポイントになります。

経験上、財務担当者ひとりにに任せっぱなしになっていることも多いです。

一度、ご確認されることをおすすめします。