3-06 販売:売上処理を営業担当者が実施しないほうがいい理由①
売上処理は営業担当以外のものが実施することにしておいた方がいい
その理由は?
①営業担当はいつでも売上に追われていて、ついつい、架空売上や先行売上をしてしまうというのでやらせないほうがいいという職務分掌の観点が一つ
②もう一つは、顧客と直接接触する営業担当、単純な事務処理をするより、もっと重要な仕事に専念させてあげるという業務効率化、ポジティブな理由が一つ。
②を実施したいと考えている営業部長様はたくさんおられますが、実際導入難しいようです。
その理由は、②を実施するには売上処理を、営業担当以外の方が実施できるように、標準化しておく必要があること。
そして、この標準化を実施する能力、時間、緊急性が無いということです。
営業部のイメージとしては、営業部長はマーケティング、セールス、マネジメント、顧客とのコミュニケーション力、折衝力、どれをとっても高い方が多いです。部下の信頼も厚い。だからと言って、社内文書様式の標準化やシステム構築の能力まで備えている方は稀、逆に不得手とされている方が多いです。
最前線であり、いつも時間が足りない。
一番大事なのは、お客様に貢献すること、
社内は二番目ともなれば、業務の効率化できることがわかっていても、
それは二の次で緊急性はない
(これは製造でも同じ。受注が減ってしばらくフル稼働が見込まれなくなったときに、
「これでやっと現場改善が大きくできる」と言われていた工場長がおられます。)
さて、じゃあどうすればいいか?
どうなんでしょうね?
例えば
①社内の仕組みが原因でお客様からクレームが出るまで重い腰をあげない
②営業部内だけで取り組むの無理だから、社内の他部署に応援を求める。もしくは社内プロジェクトにしてしまう。
③なんなら、社内でプロジェクト立ち上げて、外部専門家も導入してしまう
④いやいや、日常的に改善を図り小さく変えていく。そのためには営業部内に管理に強い人間も入れてみる。
といったことなど、他にもいろいろ考えられるのではないでしょうか。