2-22 財務:銀行格付けを上げることを意識した経営

非上場会社の経営を前提としたブログです。

非上場企業は、上場会社と異なり、株主や投資家からのプレッシャーを受けません。

(経営者が株主であることが多いですから)

非上場会社では、株主や投資家からのプレッシャーを受けないので、

経営者は自分で自分を律するしかありません。

ストイックに自分を律することができる経営者はいいでしょうが、そうでなければ?

経営が甘くなっていきます。

甘くなっていけば、会社の存続が危うくなっていきます。

何かいい方法はないでしょうか?

無借金経営になるまでは銀行を利用してみるのも手です。

「年々決算書の内容が良くなっている。」

「事業計画を立てることも実行できることもできるようになりました。」

このようになっていけば、

会社の財務は健全化でき、経営管理もできるようになったうえに、

銀行の格付けが上がり、金利条件や保証等の金融条件が良くなります。

経営者さん、経理財務担当幹部の方、こう考えるとどうでしょう?

銀行の格付けを良くすることを目標にしてみる。

そのためには、決算書の中身を本当に良くしなければならない。

経営管理もできなければならない。

銀行の格付けを良くするという目標を達成し続ければ、

結果、決算書の中身は良くなっている。

経営管理もできるようになっている。

会社が良くなる都度、報奨金(お小遣い)をもらっているようなものです。

モチベーションも続きませんか?

節税は当然必要です。節税はキャッシュアウトを減らすことができますが、

会社の財務を健全化したり、経営管理ができるようになるようにはしてくれません。

節税一辺倒では、企業の発展には、少し効果が遠くないですか

銀行格付けを意識した経営。

会社の安定成長にとって、いい影響を与えます。

参考ページ

2-23 財務:一般取引と同様に銀行と交渉することはできる