2-15 経営管理資料⑥ 定期的見直しと後継育成

後継者育成に経営管理資料の定期的見直しは役立つ

後継育成問題は、どの企業でも時間のかかる重要課題です。

経営陣の後継育成に、『経営管理資料の定期的見直し』が非常に役立つと考えています。

説明します。

『経営管理資料』は”会社の舵を取るための要となる道具”です。

・『経営管理資料』を使うのは、経営陣。

・外部環境のみならず、内部経営環境も変化する。

・経営陣が変われば経営管理スタイルも変わる。

・『経営管理資料』は経営管理スタイルに合わせて、その形を変えるべき。

なので、

”会社の舵を取るための要となる道具”を見直しをすることは、

経営全体がどのような外部環境、内部環境にあるか理解するとともに、

経営全体がどのような仕組で行われているか理解することであり、

経営全体をどのような仕組みで行っていくべきか試行錯誤すること

を意味します。

こう考えると、経営管理資料を見直すことは、経営者の重要な仕事であり、

そのような重要な仕事だからこそ、後継者を参加させることは、その育成に役立つと言えるのです。

『経営管理資料』の見直しについては、

自分の経営を伝えることを重視して、経営者が手取り足取り指導するスタイルでもいいですし、

自分の経営スタイルを考えさせることを重視して、あえて、経営者自身は細かく指導せず、

後継者と経営幹部、自分たちで作らせるスタイルでもいいのではないでしょうか。

(助言が必要そうであれば、経営者自らではなく、外部の専門家等を使う)


2-16 経営管理資料⑦ 一工夫加えてさらに実用度UP