1-04 内部監査:監査人は『あり方』が大事

監査人はあり方が大事

日頃、監査を実施している、私も監査を受けることがあります。

この時、同じ指摘を受けたとしても、言う人によって、持つ感情は違いました。

『何を言っている。お前がやってみろ。』と思う時と

『そうですね。言われる通りですね。』と思うときがありました。

その違いは、どこから来るのか?


私は、監査人のあり方の違いだと感じました。

a. 形式的に指摘だけする人

b. こちらがより良くなること、成長することを思って指摘する人

指摘の内容が同じでも、受ける印象は全く違います。


信頼関係がなければ、ただの嫌味

a. 前者は自分の業務を完了させることにしか興味ははく、信頼関係を作る気はありません。

b. 後者はこちらを尊重してくれているので、信頼関係ができます。

信頼関係ができていなければ、言っている内容が正しくても、聞く気になどなれません。

信頼関係を作れるかどうかは、相手を尊重するか、相手の成長を支援する気があるかどうかにかかっています。


自分のあり方はそのまま伝わる

ここから、自分の『あり方』はそのまま伝わると知りました。

自分の『あり方』としては、下記のようであれたならと思っています。

  • あらさがしをして、批判することがゴールではない。

  • 形式的にチェックを終わらせればそれでいいとは思わない。

  • 第三者だからこそ、当事者では、気づけない課題に気づいて

  • 第三者だからこそ、当事者間では、解決しにくい課題の解決をお手伝いでき

  • 第三者だからこそ、当事者では言えないこと、しっかり言えます

  • 今を、未来をよくすることに貢献する。あなたの成長に寄与する。

  • 私の監査は、会社の役に、皆の役に立っている。

  • だからこそ、遠慮なく、聴き、見て、話します。

  • だからこそ、日々研鑽をつんでいる。

  • でも、できることと、できないことがあります。

  • でも、すぐには解決できないこともあります。

  • そんな時は、時間をください。長期的に取り組みます。


<視点>

信頼関係の構築が大事であり、

信頼関係の構築には、相手の成長を願うという『あり方』が大事。